故障したパーツ

車の部位の中で、特に高額となるのが車の心臓部ともいえるエンジンです。エンジンは事故などによるダメージによって、故障しやすい部位でもあります。事故でエンジンが使い物にならなくなった場合には、交換が必要となるため費用は50万円程度かかることもあるのです。

また、バンパーも故障しやすい部位のひとつで、修理費の相場は5万円前後となります。板金塗装で修理が難しい場合には、費用がさらに高額になるため注意が必要です。マフラーの修理費用については、事故によるダメージが大きく交換が必要な場合には3万円前後かかります。

故障の程度

事故によってできた傷がかすり傷や軽くへこんでいるなどといった場合には、簡単に修理ができるため、費用も安く済む場合がほとんどです。しかし、事故によるダメージが大きく変形している、または傷が深く交換が必要だと判断された場合には、費用が高くなる傾向にあります。このように、故障や破損の程度によって、同じ箇所でも費用に差が出てくることがあるのです。

エンジン

修理に必要な部品が揃っており、すぐに修理が始められる状態であればエンジンの修理にかかる期間は1週間ほどと考えてよいでしょう。ただし、必要な部品がなく取り寄せが必要なときには、半月ほど期間を要することもあります。

ボディ

ボディは事故によるダメージを直接受ける部分でもあり、損傷の程度によって修理期間は異なります。片手の手のひらほどの小さな傷の場合には約3時間、軽度のへこみの場合には、3時間～1日をみておくとよいでしょう。

また、フロントバンパーや後方のリアバンパーは事故による衝撃緩和のため、破損しやすい設計です。バンパーの修理には1日～3日ほどかかるのが一般的ですが、損傷の範囲が広いほどこの目安よりもさらに長い期間がかかります。

ドア

ドアのかすり傷や軽度なへこみの場合、最短で1日ほどで修理をすることができます。一方で、歪みが生じたり、窓ガラスが割れていたりするなど、修理ではなく交換が必要な場合は1週間ほどかかると考えてよいでしょう。一見すると軽度なへこみに見えても、ドア内部が大きく破損している場合も同様です。ちなみにドアを取り寄せなければならない場合には、さらに期間を要し、半月ほどかかる場合もあります。